只今竹原で展示販売中!!
今日、明日、明後日の3日間は
竹原市の『スーパー藤三』にある、前川酒店さんの一角で展示販売。
タイトルは
『お酒が美味しく飲める器たち展』。
というわけで今回の主役はこの作品たち。
緋色徳利。
今のブログトップ画像にも使っていますが、灯油窯で焼いたものです。
サヤ(陶器の箱みたいな物)に炭と一緒にいれ焼くのですが、
一番火前に置き、蓋も3cmほど浮かします。
そうすることで、炎がサヤの中を舐めまわし、炭を焼ききり灰にし
溶かし、自然釉な感じになっています。
電気窯では絶対に出せない雰囲気だと思います。
と、えらそうに書いていますが、なかなか思う通りにはなりません。
この出来も久しぶりです。。。
ちなみに同じ窯で、
炎から遠いところに置いたサヤで焼いた徳利はこんな感じ。
全然違います。
ところで、
炭だけでは緋色は出ません。
もうひとつ、ここ安浦町特産の『牡蠣』の殻がたんまりと入っています。
これが焼成中にはじけまくって、サヤから飛び出すのです。
それが、電気窯で焼かない理由のひとつでもあります。
などと、
徳利について、熱く語っていますが、
今回の展示会でよく売れているのは、一般食器。
作者の思いとは違うものに、みなさん、関心があるようで。。。
そんなわけで、
明日はご飯茶碗などの普段使いの器も持っていこ~。
お近くの方、是非おいでください。
お待ちしております♪
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コメント
このブログは、ほぼいつも目を通しているつもりですが、自分の仕事や生活に直接関係ないからか、焼成のことなどは頭を素通りして行っているようです。
いや、吃驚しましたな。炎の近くと遠くでああも出来映えが変わるなんて。私はバカだもんで、窯の中は全て同じ温度に保たれるものだと思っていました。
せめて、これぐらいのことは基礎知識として覚えておきますね。
あと2日間、頑張ってください。
㈱おさかなカンパニーグループ
高級陶磁器専門店・焼きざかな
投稿: おさかな | 2008年10月 4日 (土) 23時14分
今晩は、いつも楽しく拝見させて頂いております。今回はいつもとかなり感じの違う作風ですね。とっても素敵です。私も灯油窯でサヤによる焼締めを趣味で作っていますが、牡蠣の殻を入れるのは知りませんでした。勉強になりました。今度早速真似をさせて頂きます。
投稿: 週末陶芸大好き | 2008年10月 4日 (土) 23時49分
すてきな緋色ですね!
藁を巻いたりしないで、牡蠣殻と炎だけで緋色が?
牡蠣殻は海水の塩が含まれた状態なんでしょうかね・・・?
殻がはじけて作品に突き刺さったり・・・なんてスプラッタにはならないですか?
横倒しで鞘に入れるんですね。
サヤの蓋を3cmもあけておいたら、サヤの外の、周りの作品に何か影響が出たり・・・灰が飛んだり?しませんか?
ちょっと試してみたい気はするのですが、なにぶんサークルで皆の雑多な作品を焼くので、酸化焼が主になってるんですよね・・・。
ウチの場合、サヤは周りの酸化作品に迷惑をかけずに還元にするため、みたいな活用方法なんです。
投稿: 陶芸サークルみずとりkei | 2008年10月 5日 (日) 11時38分
本日は、失礼致しました。(本名も名乗らずに)久しぶりに「陶芸家」の方と直接話をさせて頂き、私としては、良い「刺激」を頂きました。又、何時か、ゆっくりとお話し為せて頂きたいものです。追伸、 今度の休み(三連休)は窯焚きです。大物(大皿、オブシェ)を焼きます。
投稿: 影丸 | 2008年10月 5日 (日) 18時38分
>おさかなさんへ
そなんですよ!
同じ窯でも、場所により、炎の雰囲気、温度は違う場合が多いです。
特にウチの灯油窯はその傾向が強く、とっても扱いにくく、大変なのです。
電気窯は、やはり温度差は出ますが、灯油窯ほどではないので、楽になりました(^^)
丸本雅明
投稿: おさかなさんへ | 2008年10月 5日 (日) 21時50分
>週末陶芸大好きさんへ
はじめまして、コメントありがとうございます。
炎の当たり方や、炭や牡蠣ガラの量で出方は違うと思いますが、チャレンジしてみてください。
丸本雅明
投稿: 週末陶芸大好きさんへ | 2008年10月 5日 (日) 21時56分
>陶芸サークルみずとりkeiさんへ
keiさん、コメントありがとうございます♪
綺麗で、ツヤのある緋色を出すためには、多分炭が必要だと思います。
たしか、みずとりさんの灯油窯は2本バーナーで炎は真上に上がるタイプですよね?
ウチは1本バーナーで炎は斜めに出るタイプなので炎をサヤの中に誘いやすいのですが、
炎が入ってこないで、炭が綺麗にとけ切らないと、3番目の写真のくすんだ感じななる可能性が大です。。。
殻ははじけまくりますが、作品を素焼してあれば大丈夫ですよ~。
使った殻は1年以上もほったらかしの物ですが、塩分は残っているようです。
ウチの場合、サヤの置いてある段は、他には何も置きません。
作品を置くにしても、サヤの陰になって、温度が上がらず生焼けになるのは必須なので。。。
ま、いずれにしても、この焼〆はその時の色んな状況で、焼き上がりは変わってきますので、難しいですね。
勇気があったらチャレンジしてみてください(^^)
丸本雅明
投稿: 陶芸サークルみずとりkeiさんへ | 2008年10月 5日 (日) 22時20分
>影丸さんへ
今日は、会場に来ていただき、ありがとうございました。
こちらこそ、陶芸の色んなお話が出来て、楽しかったです。
又今度、ゆっくりお話が出来ると良いですね。
窯焚き、成功をお祈りしています♪
あ~、しかし、趣味の陶芸が一番いいですね、羨ましいです。
丸本雅明
投稿: 影丸さんへ | 2008年10月 5日 (日) 22時26分
お酒はね・・お酒はね。
味わって飲むもんです。
浴びる程、飲む物ではありません。
トックリの底に穴の開いた、高知の杯なんて論外です。
また・・ゾンビ化してしまう・・・
投稿: 独裸絵悶 | 2008年10月 7日 (火) 06時06分
>独裸絵悶さんへ
お酒弱いのに、大変ですね~。
ゾンビにならないで下さい。
お子さんに怖がられますよ~
丸本雅明
投稿: 独裸絵悶さんへ | 2008年10月 7日 (火) 23時08分