夕暮れ時の川沿いにて
ただ今、素焼中です。
窯焚いているときは、他のことに集中することが難しく、作成のほうも進んでいません。
さして話題もないのですが、以前の記事『月がきれいな夜は』が結構反響ありましたので、本日も青春ネタを一つ。
あれは確か中学3年生の冬でした。
当時お付き合いしていた同学年の女子生徒がいましたが、私はとってもうぶで会話もなかなか出来ませんでした。
そんなある日の学校帰り、どういう訳か彼女を家まで送ることになりました。
家まで送るなんて、初めてのこと。
夕暮れ時、私の家とは反対方向、彼女の家に向けて、川沿いを二人で歩いていました。
28年も前の中3の男女交際です、手をつなぐなんて、考えられません!!
でもその時、付き合いだして始めてたくさんお話をすることが出来ました。
彼女の家に到着すると、今度は彼女が
『心配だから・・・』と今来た道を途中まで送ってくれました。
(正確には広島弁で『心配じゃけぇ』といってましたが・・・)
すでに日は暮れ、真っ暗になっていましたが、二人黙って歩いていても、不安にはなりませんでした。
とっても寒いのですが、心はポカポカ。
私はこの時、生まれて始めて男女交際における『心が通じ合えている』という感じがしました。
この時の感覚はなんと表現してよいのか、甘酸っぱいでもなく、切ないでもない。
心地よい胸の高鳴りとでも言えばよいのでしょうか、とにかく純粋でした。
今でもごくまれにその川沿いの道を車で通ることがありますが、通るたびにその時の純粋な感覚、そしてあの夕暮れ時の風のにおいを思い出します。
ちっぽけな出来事ですが、私にとっては、大切な思い出の一つです。
あの・・・、ここ陶芸ブログだったのですが、
明日から『おやじの青春思い出日記』とでも改名しょうかしらん・・・・・。
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コメント
丸本さんの紹介していただいた物を紹介させていただいてよろしいでしょうか??
投稿: モリモリ | 2005年10月31日 (月) 00時46分
モリモリさんへ
梶井基次郎の引用文のことですかね?
そのほかでも、なんでも気に入ったものがあったのなら、
いいですよ、紹介してくださいな。
丸本 雅明
投稿: モリモリさんへ | 2005年10月31日 (月) 04時34分