« チャンジャキムチ | トップページ | 呉市美展入選作品が帰ってきました »

2005年9月27日 (火)

障害者陶芸教室

本日は2週間に1度の障害者施設での陶芸教室の日。

地元安浦町のNPO法人ライフサポートセンター ピアズの 『はばた樹』という建物で行っています。

今日の受講者は6名。(障害者4名・職員さん2名)
課題は『カップ』。
カップは前回受講者から要望があがったものです。
このカップ作りは私も以前からやってみたいと思っていたのです。
手の動きがちょっと不自由な生徒もいて、躊躇していたのですが、
一人で出来ないのなら、手伝ってあげればいい、何とかなるさと
今回やってみることにしました。

作り方は、『板作り』です。
6mm厚で伸ばした粘土をちょっと扇形の長方形に切って紙コップに巻きつけます。
そして底の部分に粘土の板を貼り付けて形を整えて出来上がり。
文字で書くと簡単、健常者にとっては簡単な作業でしょう。

障害のある人にやってもらうのは気を使います。
全部自分で出来るのか、私が手を出すべきか?
いつもこの部分で悩んでしまいます。

でも難しく考えずに、『一緒に作ろうか』というと素直に『うん』といってくれました。
なんとなく最近、少しずつだけど、仲良くなれてきたかな?と思えてきます。

むりかなぁと思ったカップもなかなかどうして、ちゃんとしたものが出来ました、一安心。
後は途中割れずに最後まで焼けることを祈るばかりです。
finepix_203
↑今日作った作品。
右上は今日の課題のカップ。
左上は受講生があまった土で作ったその他いろいろ。
最近思うけど、あまった土で作る時のほうが課題を作るときより生き生きした目で作ってるんだよね、みんな。楽しそうに作ってます・・・・・。
左下は今日職場体験で見学に来ていた中学生の作品です。
(手持ち無沙汰で見ていたので、職員さんが気を利かせて土を手渡してました。)

|

« チャンジャキムチ | トップページ | 呉市美展入選作品が帰ってきました »

コメント

難しく考えずに、『一緒に作ろうか』というと素直に『うん』といってくれました。
なんとなく最近、少しずつだけど、仲良くなれてきたかな?と思えてきます。

身障者の妻を持った小生にとってうれしい一言です。最近、茶髪のお兄ちゃんもお姉ちゃんも本当は優しいんだと思っています。

投稿: Q太郎 | 2005年9月28日 (水) 23時41分

Q太郎さん、コメントありがとうございます。
私にとっても障害を持つ人は切離せないのです。
かみさんのいとこが二人『筋ジス』です。
でも彼らは一生懸命です。
障害者が健常者と同じように地域で生きて行くにはどうしたらよいか、考え、行動してます。
その一つの結果として、先日の記事『障害者陶芸教室』の会場となった施設を運営しているNPO法人を立ち上げたのですから・・。
障害者が自分の命を見つめながらとる行動には敬服するばかりです。

丸本雅明

投稿: Q太郎さんへ | 2005年9月29日 (木) 22時27分

良いですね。私も過去にやっていましたが。障害者はもっと人に施すべきだと言われ今は行っていません。やりたい気持ちは有りますが。我慢しています。

投稿: さくら | 2010年7月30日 (金) 22時49分

>さくらさんへ

私は健常者なので
障害者の方の深い悩みを理解できないかもしれませんが
楽しみがあっても良いと思いますよ。
自分で出来る範囲で社会にかかわり、
後は自分のしたいことをされたら良いと思います。

投稿: さくらさんへ | 2010年7月31日 (土) 23時17分

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 障害者陶芸教室:

« チャンジャキムチ | トップページ | 呉市美展入選作品が帰ってきました »